「娘のクローゼットを一緒にやってほしい!」というご依頼がありお伺いしましたら、2部屋+廊下収納2箇所もすることに!笑 掲載許可いただきましたので、投稿させていただきます。
おもちゃ部屋から中学女子の部屋へ
女子2人+男子1人の3人姉弟のT様家。
昨年お姉ちゃんが中学生になったのをきっかけに、2階にあったおもちゃ部屋(子供部屋がおもちゃ部屋と寝室に分けてある)を、お姉ちゃんの部屋に変えていらっしゃいました。
「お姉ちゃんのベッドや机は移動したけど、衣類は寝室のままだったので、それも動かしたい!」ということだったので、衣類とおもちゃを整理することになりました。
作業開始!
お友達からお下がり服をいただくT様。
サイズ別に分けていらっしゃいましたが、なにせいろんなところから回ってくるそうで、とりあえずサイズ別に保管し続けたら、いつの間にか箱がこんなに!!笑
上に入り切らず、段々下にも…もう入りません!笑
これを機に!と、全部出して一枚ずつ確認してみました。
人から頂いたものって手放しにくい。
誰しも経験したことがあると思います。
くださった人の顔が浮かびますもんね~。
でも、結局着られずに、長期間保管して、最終汚れなどが浮いてきたら?
お譲りできるどころか、処分するしかなくなっちゃいますよね…。
なので今回T様は、可愛かったり、まだ着れるとしても
- 次女ちゃんが趣味ではないもの
- T様も趣味ではないもの
- くたびれているもの
は手放すことにしました。
きれいなのは、ご親戚にお譲り。
くたびれているものは処分、と決めたら、早い早い!!
最後には大きなバッグ3つ分がお譲り、処分は1袋となりました!(画像2枚目)
クローゼット内の箱は、もちろん上段に収まる量に。
できるだけハンガー収納が希望!とのことだったので、オンシーズンの服はかける収納に。
ちょうど空いているチェストがあって、使い道に困っていらっしゃったので
- 靴下などの小物
- 次のサイズ
- オフシーズン
を収納することにしました。
T様、日々整理収納を心がけていらっしゃるので、きれいなおうちなのです!
でも、このつめつめのダンボールを一人で見る気になれなかったそうで、「さっつんさんが来たから、今日はやる!」と頑張ってくださいました♪
お片付けスイッチ、ONできましたね!
おもちゃ→廊下収納へ
さて、T様と私が服の見直しをしている間、お子様たちにはおもちゃを見てもらいました。
「もうこれいらなーい!」
お子様たち、あっさりごみ袋1つ分さよなら~笑
やっぱり、子供のものは、子供の聞くのが一番はやいですね!笑
そして、おもちゃの収納先を考えていましたら、「あまり活用していない…笑」とおっしゃる廊下収納が2箇所あったので見させていただくと、まだ収納にゆとりがありましたし
「これを機に、子供の寝室横の収納には、子供のもの。反対側には大人のもの、で分けてみては?」
というご提案に、T様もすぐ同意してくださったので、選別し、廊下収納もあっというまにできました。
作業後
最終お姉ちゃんの部屋のクローゼットはこちら。
上段のダンボールや、白い引き出しも、実はお姉ちゃんのものではないものが入っていますが…笑
「今はものが少ないから、このままでいいよ」と娘ちゃんから許可いただいたので、このまま置かせてもらいました。
これから、推しグッズが増えたら、また変わるかな?!笑
子どものモノの管理は誰がしてる?
いろんな現場にお伺いさせていただいて、よくあることなのですが
「子どものモノが多くて困る。パンパンなのはご両親のクローゼットで、お子様の部屋はスカスカ。どゆこと?」
と思って、よくよくお話を聞くと、実はお母様がお子様のものをなんでも管理している=子どものものが多い というケースが多いのです!
お子様たちが小さい間(未就学児の間?)はそれで良いと思うのです。
「◯◯はどこ?」と聞かれたときにすっと出してあげられたら、それで良いと思うのです。
でも、段々大きくなって、自分で時間割を見て明日の用意をするようになってきたら、お子様のモノはお子様が自分のモノを置いている場所で管理してもらってみてはいかがでしょうか?
特に、過去のもの。
例えば、前年度の教科書、学校から持ち帰った作品や実験で使った道具、友達からもらったお手紙etc…
お子様が小学校に入ると、お仕事を始めたり、自分の時間を楽しむお母様も多いハズ。
いつまでも、「◯◯どこ?」は、大変じゃないですか?
そして、自分のモノは自分で管理、なんて社会人になったからってすぐにできることではありません。
小さいときから少しずつ経験するしかない。
時には間違えて捨てちゃって失敗することがあるかもしれない。
最初は母の助けでなんとか解決してあげればいい。
そのうち自分で解決できるようになって、その時は自信もつくし、自己肯定感もあがるはず。
また、自分の近くで管理していると、ふと目に留まったときに「あのとき絶対捨てない!と思ったけど今はいらない」と、思って、思いの外あっさりさよならできる場合もあります。
が、親のクローゼット等にあったら、ただただ、忘れられて、親としては邪魔になっている可能性のほうが高いのです…。
これは、私の子育ての考え方として
死なない程度のことは、失敗して学べば良い
と思っているから。
(この考えは、長女が保育園児のとき、ギザギザのハサミで布を切ろうとしているのを見て、「絶対切れないって!」と私がやめさせようとたのを見た亡き夫が「切れなくてもしにゃーせん。自分で試して、失敗したら覚えるやろ。」と言われたのがきっかけです。)
昨今の子育ては、どうしても親が予防線を張って、失敗や挫折を知らない子供が多いように感じます。
また、親に決められてやったことは、失敗したとき親のせいにしてしまいがちになります。
その責任をとらなくてよいためにも(実はこれが一番の目的かも笑)子供に決めさせる、は意外と大事と思っています。
これは、私がお客様のおうちでお子様のものを整理するときも同じです。
お子様のモノは、お子様に最終判断をいつもお願いしています。
って、我が子も長女が大学生になったとこで、偉そうなこと言えるほどの子育てはしてませんが笑
でも、この考え方のおかげか、「ママのせいでこうなった!」的なことは言われたことないですよ笑
子供のモノが増えがちなのは、子供が管理しきれないものを、親が管理してあげてるから、どんどん増えるような気もします!
(子供は持っていること自体を忘れている事が多い。だから、次々欲しがる?)
ちょうど学年が変わるこの時期に、お子様のモノの管理場所を、お子様の目の届くところにしてみてはいかがでしょうか?^^
T様のご感想、こちらにあります↓
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神戸の整理収納アドバイザー 中村さつき